2014年8月19日火曜日

菅平

ケンブリッジ遠征を終えたあと、例年通り菅平へ夏合宿に。

終了して、そのままレフリー研修に参加したので更新が遅くなってしまい、申し訳ありませんでした。

今年の出発は台風の影響を受け、前日の段階で出発時刻を4時間遅らせ、何とか10日のうちに到着できればとのことで、まだまだ暴風雨のなか11時に学校に集合した。

保護者の車で送ってもらうなどして、出発。バスの運転手は、結構飛ばしてくれたお陰で意外と早く到着できた。もともと集合を遅らせていた関係で初日夕方の試合はキャンセル。夕食からの始まりとなった。

2日目は何とか天気は持ち直したが、それまでの降雨でグラウンドはぬかるんでいた。午前中に旭丘高校さん、早稲田実業高校さんと三つ巴。
午後は単独で練習を行った。駆けつけていただいたOBさんが多くて普段できない練習ができた。

3日目は午前中に脇町高校さん、山形南高校さんと三つ巴。前線の停滞で強い雨の中、試合を行ったがゲームメイクに課題を残した。午後からは合同練習を予定していたが、降雨のため宿からグラウンド使用がキャンセルされ、ダボスの丘でのトレーニングを行ったが、途中、広々と使えたためFWとBKに分かれてユニット練習ができた。

4日目は午前に佐野高校さん、午後に福島高校さんと試合。いずれも気合の入った、いい試合ができた。

最終日はこれまでの試合の反省点を確認、チェックする時間をたくさん取った。

予定していた試合や練習ができなかったけれども、それはそれでちょうどいいクッションにはなった。6月から1カ月、フィットネス強化を重点的にやってきた効果は合宿でも十分発揮できた。この1カ月で伸びたチーム力の分をさらに上乗せして、あと1カ月チームを作り上げていきたい。

毎年、この合宿に対し支援をいただいているOB会、直接指導に来て下さったり、差し入れをいただいたOBの皆様、日ごろからご理解をいただいている保護者の皆様にこの場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。

































2014年8月7日木曜日

夕方練習

ケンブリッジ遠征から帰国し、2日のオフを入れて昨日から練習を再開した。

このところ、サッカー部が合宿に出かけている関係もあり、雨のあとの乾いたところがカチカチになっていて非常に危険な状態になっている。昨日も少し硬かったが今日は特別硬く感じたので、久しぶりにトンボで掘り起こした。

夕方に練習をすると、最初のアップの時間帯だけは少し暑さを感じるが、最後のコンビのころには涼しく効率が上がる。

いよいよ明日の夕方練習と9日の朝練習で菅平合宿だ。試合の中で、ハイプレッシャーの中でどれだけ正確にボールをコントロールできるか、が最大の課題だ。


2014年8月4日月曜日

ロンドン観光と帰国

現地の最終日はロンドン観光。

8時朝食で9時出発だったから、慌ただしく準備をした。おまけに、スチュアートさんにお願いしていたケンブリッジ大学ラグビー部のポロシャツとTシャツが届き、皆喜んで購入するから結局、9時40分のセルウィン出発となった。

もともとロンドン観光は時間が少なかったから、本当に、はしおっただけでウエストミンスター寺院、ビッグベン、バッキンガム宮殿を見て写真を撮るだけになった。

コベントガーデンで各自、好きなものを昼食にとったあと、いよいよ帰国の途へ。

帰りもトルコ、イスタンブール経由で。このロンドン・ヒースローからイスタンブールまでのフライトが1時間30分以上遅れたので、関西空港への乗り継ぎには全く時間がなく、直接搭乗口へ急がされた。

16時間以上の長旅を終え、ようやく関空に到着したら柳井がパスポートを紛失。盗難かも知れず、出国はできたのだからヒースローでは確実に所持していた。少し時間がかかったが手続きを終え、何とか帰ってこれた。


母国でラグビーという文化も含めて学んで帰るという今回の目的は存分に達成できた。この経験をした天高ラガーは今後の人生において大きな財産を得たし、また世界へと活躍することを期待される。

今回の遠征に際し、短期間で多大な援助をいただいたOB会を始め、ご理解をいただいた保護者の皆様に感謝し、大きな経験を得た部員と一緒に喜びたいと思います。

本当にありがとうございました。



2014年8月2日土曜日

ケンブリッジ 5日目

5日目にもなってくると、ぼちぼち体調不良、身体症状を訴えるものが出てくる。夕方以降の急激な冷え込みで風邪を引いたものなど。

朝のフィットネスはいつも通りの時間に開始をした。インターバルランを中心に走るメニューが中心だった。
朝食の後の午前セッションは「タックル&ディフェンス」。大学チームのコーチが基本から順々に発展させていきながら、しかもその間にハンドリングゲームを織り交ぜながらやっていってくれた。

ちなみに練習場所は大学のメイングラウンドを使わせてもらえた。グラウンドキーパーのおじさんはプレーヤーたちから「アングリーマン」と呼ばれるくらい芝の手入れに思い入れがあり、勝手に芝の中にはいったりするとめちゃくちゃ怒るらしい。初日に、このメイングラウンドに入るとアングリーマンに怒られるぞと聞いていたので、使えるのが本当か?と思ったが、おじさんは途中、練習グラウンドの芝を刈りに出かけたので納得できた。

ハンドリングゲームでもこちらではタッチされると倒れてからすぐにボールを浮かすポップを使うことが多く、またそのボールを奪いに行ってよいというルール設定は斬新だった。

セルウィンガーデンに戻ってランチのあと、午後のセッションを変更して疲労回復のためのプールセッションに。歩いて30分くらいのところにヨーロッパで一番長いというプールに行くことになった。

長さは100ヤード。細長くて、すごく水が冷たい。リカバリーにはぴったりだ。

夕方からサイエンスできている天高生も一緒にノーザンプトン・セインツの本拠地で開催されるプレミアラグビー7’sの試合を観戦にでかけた。

夕食を食べずに出かけたので試合観戦と夕食はどうなるのかとの質問もあったが、到着すると、なんとVIP券で入場。クラブハウスで料理、ドリンクを自由に取れて、どこにでも場所移動ができるという優れもの。手首にVIPの帯を巻きつけているのがその証拠。

ハーレクイン、サラセンズ、ワスプス、セインツの4チームでのリーグ6試合。ちょうど到着したときにはオープニング前のイベントセレモニーをやっているところだった。

ホームのセインツがリードしたときや、そのまま勝利したときの盛り上がり方は日本とはまた違う。
観客が試合そのものを楽しんでいるし、ホームチームを熱狂して応援する雰囲気は日本にはないものだ。

アフターマッチファンクションの文化やこうしたゲームを観戦することを母国イングランドに来て肌で知れて、今回の遠征は大成功だ。ほんとうに有意義なものになった。

いよいよ明日の朝、ケンブリッジを離れる。この数日で得られたものは本当に計り知れないほど大きい。









2014年8月1日金曜日

ケンブリッジ 4日目

いよいよイングランド遠征後半。

今日は朝のフィットネスの前にチーム練習を軽く30分ほどやってから、コーチからのトレーニングに。
ただ、この二日間ハードにしてきたので今日はハンドリングドリルを中心にやってくれた。

朝食のあと、ラグビータウンへの出発まで2時間ほどあったので、各自タウンへ買い物に出かけていた。

約、2時間ほどかけてラグビータウンに到着したが、特別に案内していただく予定の方が来られるまで少し時間があったのでタウンを散策。そして2時に案内にていただく方が来られると、なんと校内に入らせてもらえた。

ウエブ・エリスがボールを持って走り出したと伝説のその地に向かう観光客は多いが、そのグラウンドの中に入れることはない。
これも、その担当の方がケンブリッジ・ラグビー部のOBという繋がりで実現できた。

その素晴らしく手入れの生き届いたグラウンドでゴールキックをしたり、寝転がったり。本当に一生に一度しか味わえない貴重な体験ができた。

そのあと、NEWBOLD ON AVON RFCに向かった。直前の大雨でラインもなく、マーカーを置くだけだったが、それがラグビーというもの。イコールコンディションだ。

終わってから、クラブハウスでアフターマッチファンクションが行われた。日本の高校生では理解しがたいだろうが、ラグビーというスポーツはアフターマッチファンクションがついているもの。
各自がクラブハウスに集まってビールを飲み、食事をしながら対戦した相手とあのプレーはどうだったなどと話しをし、最後にクラブ同士のプレゼンテーション、キャプテンのスピーチが行われる。

この経験を高校生のときに体験できたことはラグビー文化を吸収するうえで極めて重要だ。なぜなら、試合後のノーサイドを経験するからだ。

今日は長い一日だったが、本当に貴重な体験ができた有意義な一日となった。